2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧
浜鬼志別 「風雨のため早めキャンプ」 と書いてあるが、 歩数 20000歩 というのはどういうことか。 あきらかに一般常識を越えている。 前日は旧浜頓別駅で後藤にあった。 「きのうはおまえ達と飲みたかったから探したんだよ。昨晩はどこにいたんだ?」 …
灼熱日和の中、目の前にずっと鬼の頭が見えた。 神威岬をぼくたちは鬼岩城と呼んだ。 おっさんが車から降りてきて、スイカと缶コーヒーと 食べかけのアンパンをくれた。 (見ず知らずの旅人に、スイカを丸ごとバーンと 与えてしまうような大人になりたい) …
サロマ湖岸を歩いている。 強烈に暑くて、 歩道が無い上に道幅が狭くてイライラしていたのを覚えている。 夕方、浜佐呂間の橋の下に降りた。 たべものを買ってくるために、リヤカーと忠を残して、 5kmはなれた街までひとりで行った。 濃く印象に残っているの…
止別 出発地の知布泊でピーピー事件が起きた。 未明、ラジオのチューニングに似たピーピーという音が、 テントの外から聞こえてきた。 もちろん。近辺には民家は無いし人の気配も全く無い。 国道沿いにリヤカーを駐車して、ガードレールに結びつけ、 そこか…
羅臼。 知床にさしかかっていた。 朝は峰浜を出発している。 この日の日付で テントのポールを海に向けている写真が残っている。 誰もが釣りだと思い込む写真。 冗談が言えるようになってきたわけなんだな。 明日の知床越えに備えて、 この日は民宿『のむら…
床丹にいた。 ちょうど歩きの旅に体が馴染んできた頃か。 このあたりから一日のパターンができてきたところ。 どのザック(いやただのバックだった。どのバック)に何を入れるか、とか。 リヤカーの積載のコツとか。 飯の作業分担、とか。 この日は旧標津線…
この日の日記はこうだ。『作戦 ・四島のかけ橋いーひー作戦 ・港テント作戦 ・トド作戦 ・民宿ノサップ作戦』そう簡潔に書かれている。その日に考えたことはこれでいっぱいいっぱい。 アタマが弱いのでこのくらいのことしか考えてないし書けない。 で実行し…
1994、7、1 大平洋三陸沖「サブリナ」の船内である。 濃霧の中を航行していた。日記帳のノートの最初のページの欄外には 「オホーツク600km ズシャーン!!」 と汚く堂々と書いてある。あのプロレスのズシャーン!!である。 キンコンカーンが出…