灼熱日和の中、目の前にずっと鬼の頭が見えた。 神威岬をぼくたちは鬼岩城と呼んだ。 おっさんが車から降りてきて、スイカと缶コーヒーと 食べかけのアンパンをくれた。 (見ず知らずの旅人に、スイカを丸ごとバーンと 与えてしまうような大人になりたい) …
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