きのうのさかな

酒を飲んでいるときに苗字の話になった。
村田とか小野とかいう日本人の苗字は、
なまえのように新しく創作する事ができないから、
増える事はない。なんていうことに気が付いた。
一同、その事実に頭が混乱。
でも三都主とか川平とか、帰化すると新規で苗字がつくれるから
増える余地はあるよ。と誰かが言った。
一同、なるほど!
自分の苗字を好きなように変えたいならば、
国外の女性を帰化させて婿養子に入ればオーケーというわけだ。
一同、それでひとまず安心。

三都主という名前が10代20代と継がれていくと、
そのうちその苗字の由来なんか分からなくなっちゃうよねきっと。
三都主さんって、変わった名前ですね。」
「おじいちゃんの言い伝えによると、サッカーと日本が凄い好きな人がつけた名前なんだって。」
なんていうやりとりが考えられるわけだ。
一同、それで感慨深げ。

つまり、今の我々の名前の由来なんかも、
そんなもんだったんじゃない?と誰かが言った。
林に住んでるから俺は林じゃけ。
田のある村に住んでるから俺は田村ずら。
一同、そうだよきっとそうだよ。
ところで、複合技をつかってる苗字は無いよね。
山田と田村はいるけど、山田村はいない。とか
森岡と岡田はいるけど、森岡田はいない。とか。
僕の友達の友達に満像寺君はいたけど。
ああ、中久喜さん!
中久喜さんのお父さんは以前、電話帳で中久喜を探したことがあるという。
15人くらいしかいなかったので、とりあえず全員に電話をかけたらしい。
全員親戚だった事を証明して見せたそうだ。
で、
以前、コンビニに行ったときに、店員さんの名札を見たら
なんと中久喜と書いてあったので、話しかけようかどうか迷った挙句、
一同、興味津々
どうか迷った挙句、
結局普通に店を出てしまった。と。
一同、落胆。
ところで、
天皇家の苗字って何?
○○の宮とかなんじゃないの。
えーそれはなまえだよ。
じゃあ宮本さんとかはどうなるんだ。
天皇家には苗字はないよ。
いやあるよ。
いや、ないよ。
一同、騒然。
そこで、ひとりがポケットPCでググりだす。
天皇家には苗字はないらしい。
一同、へぇー。
じゃあ学校とか幼稚園で、なんて呼ばれるんだろう。
そんなの知るかよ。




小学生級の会話だなこりゃ。