フェブラリーステークス回顧



2週前の時点でカジノドライヴが出られるかどうかなどを気にしていたりして、
個人的には期待もしてたし出てきてもらいたいものだった。
『出られるものなら出したい』という和雄先生のコメントもあったみたいでしたが。
あ、今確認したところ16日には回避を決定してたのね。残念。
山本オーナーで和雄厩舎の馬には何故か余計な期待をしてしまう。
これは何なんだろうペルーサ現象というべきか。


さて以前から今年は主役不在の小粒なメンバーになりそうとか、GIIみたいだね
みたいな前評判があったが、フリオーソの公開調教があったり、
ああいうふうに興行的に盛り上げようとする姿勢はイイですよね。
あ、そういうつもりでないのかな?地方の調教て。
終わってみれば強い馬が本当に強い競馬をした見ごたえたっぷりなレースになったと思う。
で、思うところもぽつりぽつりあったので、感想を残しておこうかなと。


実は出走馬確定の時点で人気になりそうなのが
早々にあっさりと切れてしまっていて、買いたい馬がかっちり絞れていた。


ダノンカモン
マチカネニホンバレ
ダイショウジェット


といったあんばいで。人気馬をこれだけあっさり切ってしまっていいのか?
という検証作業にうんと時間を使うような、
そんな予想を続けて悶々としていた週末。


優勝したトランセンドは文句なしに強かった。難癖つけてすまんかった。
そもそも府中の実績があまりないところと、芝から始まるコースで
先手を取れないまま何も出来ずに意外とあっさり負けちゃったりするんじゃなかろうか。
みたいなところが払拭できませんでした。
さらに、鞍上藤田さんが今週はこの1鞍に絞ってくるというあたり。
2008年朝日杯のブレイクランアウト武豊さんが(本人骨折明けではあるけれど)
そういうことをやって1番人気を飛ばしてたことが頭をよぎり
ポジティブにはなれなかった。
エスポ君やスマファルさんが不在だったにせよ、
JCDを勝った上で無事に駒を進めてきてここも勝ったんだから、胸を張っていい。
日本代表としてドバイに行っていいところを見せてもらいたいものです。


地方の総大将として挑んで惜しくも2着に敗れたフリオーソ
正直に申しますと、地方馬というだけで完全に差別的に切ってしまっていた。
スタート直後に芝の上を後方に下がっていく姿を見て、やはりこれが地方の壁、
中央なめんなよ。とか思ってしまってほんとすまんかった。
これまでの彼は、先行してジリッと先頭に届かない印象だったので、
最後の直線で橙四ツ割のダサい勝負服が矢のように飛んで来たときには目を疑いました。
ミルコが新境地を開拓しましたね。
・・・とは言うものの。
これでGIの2着が10個目だそうで、シルバーコレクトの記録を破ったらしい。案外。
シーキングザダイヤのシルバーコレクトっぷりは
ノリさんとセットでカウントされてたからネタ馬っぽくなってたのかも。
で、堅実な総大将なのはいいけどそろそろ地方の若いのにもがんばってもらいたいところ。
このままいくと4年連続地方年度代表馬も見えてきちゃうわけで。
で、川島調教師って角田信朗っぽくね?以前から思っていたけど、
あの怪しいオーラとか。


3着バーディバーディは4歳ながらもほんとよくがんばっていますね。
世代交代はもうちょっと先と読んでいた私が間違っていました。
池江パパ引退に向けた究極の仕上げだったのかも知れん。
池江息子にきっちり先着しているところとかさすがです。
確か来年は息子のとこに転厩が決まっていたような。
将来有望。この世代のダート路線では戦ってきている相手が一枚上なので
さらに育って大きなところを狙って欲しい。


4着◎ダノンカモン
鞍上ウンベルトの府中での不調がずっと気になっていたのが
そのまま反映された感じだった。
この馬の府中での安定した成績を評価していたが、自力の差がはっきりしていた。
どんなにがんばっても頭はなかったと思う。
前走根岸Sは、やはりこのレースとつながりが薄いですな。
今後も重賞ではあんまり買いにくい馬になっちゃうような感じがする。
5着○マチカネニホンバレは途中までトランセンドに競りかけ
突っつき続けていたところはさすが。
坂を登りきったところで複は取ったと思ったら一気に力尽きてしまいました。
こちらも府中の実績を買っていたが、もう旬を過ぎてしまったということかね。
14着セイクリムゾンは2番人気が案外だった。距離不安すぎるでしょ。
1200〜1400専用機ということで、JBCスプリントあたりでGI獲得是非狙ってください。
11着にはなったものの、府中のダイショウジェットは
引退するまで注意し続けるつもりです。
あそれと、どうしようもない穴馬に跨って見せ場もなく
ひっそりと終了していた武豊さんをなんとかしてあげたいです。
どうしたもんかねえ。がんばってほしい。

GI回顧はこのあともちゃんと続けたいところではあるけど。
アホな文しか書けなくなってるなこりゃ。