拾ったもの

帰り道。道の真ん中で
ぐったりきまっちゃってる泥酔者に出くわしたので、
ずるずる引きずったり転がしたりしながら、
道の端に寄せておきました。
人間の体は想像以上に重たい。
ついでに自販機で水を買いお供えしておきました。なーむー。
春ですね。


家ではウミガメの卵が孵って、
子ども達が床一面を覆い尽くしていました。
カサカサカサカサという音でぼくは目が覚めて、
咄嗟にティッシュペーパーの空き箱で防亀堤を作りました。
そんなの焼け石に水でした。
次から次へと来客が来て、しゃりしゃりと亀を踏みつけながら
活き蟹や活き海老など、各自持ち合わせたお土産を
床にばらまいては帰って行く。
そんな生臭い夢を見ました。