僕の場合

タンジブル!

これまでを振り返って、「良い作品」だって思えるものは、
たいてい出来上がった瞬間に良い気分でいられていない。
着地点が見えずどこに進んでいいやら悩んで悩んで、
なんとなくもうだめだってことで不本意に終わらせた作品。
それがやっぱり後になってからじわじわ「良い作品」に見えてくることが多い。
つまり、
最初から着地点が見えていて、難なくきれいに着地を決め、
イイ気分になって終わらせた作品は、
たいていつまらないものだったりする。
たいていじゃない。ほとんど全てだ。


着地点の遠さを、いつからか
いいものづくりの判断基準のひとつにしてたりして。
ただし高効率で利便性が高く、社会が求めるものづくりは、
もちろん、後者なんですけど。
そうはさせるかこら。